ようやく重いコートを脱いだと思ったら、今年も花粉症のシーズン到来! 外回りの営業マンさんにはいいのか悪いのか? さて、今月のお悩みに答えましょう。
要はどれだけ売り上げたか、でしょ? いくら上司の酒に機嫌よくつきあっても部下に頼りにされてても、数字を上げなきゃ左遷候補になってもしかたがないよなぁ。僕ら俳優の仕事と決定的に違って、営業マンは営業成績が数字で出るからわかりやすいやないですか。そういう意味では、アドバイスの手がかりにするために、成績を教えてほしかったなぁ。営業成績によって次のようにいろいろな解釈ができ、いろいろな方法論があるから、アドバイスも励ましの言葉も変わってくると思う。
例えば"成績がトップにもかかわらず"なら、上司の思惑としてはその優秀な成績を地方で活かしたいんやろね。もしかしたら今回の異動を「左遷」と呼ぶのはあなただけなのでは? 単なる「転勤」ととらえれば、昇進への1ステップとも考えられるんと違いますかね。すると、本社に戻る道もあるかもしれへん。戻ったあかつきには、実力的に上司を追い抜いているくらいに頑張ってもらいたいね。
あるいは、"トップクラスの営業成績の"あなたにとって「地方への不本意な転勤」で、悔しくてお便りをくれたなら、転勤先でもトップの座を維持して営業所長や支店長になって見返してやれ。"トップなのに本当に左遷"だとしたら、人間や企業ってそんなふうに冷てぇもんなんだよ、と言いたい。僕らはしょっちゅう裏切られて、毎日が左遷の危機にさらされているようなもんやから身にしみてますよ。そういう場合は、自分を信じて夢を描くしかない。
もしも"成績が悪い"のならば、行った先の営業所ではトップになれるよう、心機一転頑張ってください。
いずれにしても、この文面だけではアドバイスのヒントになるデータが少なすぎるよ。営業の具体的な内容もわからへんし。もしかしたらバブル採用組? だとしたら、不況の時代、本社営業部の人が余ってきた可能性はあるよね。
おっと……家族全員で転勤先へ引っ越すか単身赴任にするか。これは自分で決めることです(笑)。
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