|
今日はいよいよ帰国の日。飛行機が夜の便なのでゆっくりと発てばいい。しかし結局最後の最後まで使用していた携帯電話を今日は解約に行かなければならないのです。コリアンタウンにある携帯電話のサービスセンターへ。窓口に行って「解約したいんですけど」と言うとなんと「解約はこちらの番号に電話してください」と言われてしまった。せっかく来たのになんと解約は電話のみの受け付けだった!! 信じられない。貴重な時間をさいてわざわざ来たのにびっくり。しょうがないのでその後、今度は近くのCITIBANKへ寄ってUSドルをイギリスポンドに両替しに行った。そしたら両替は明日以降にあなたの銀行口座に振り込まれます、だって。明日からイギリスに行くのにー。「どうしても今すぐ両替が必要なの」とつっぱねたら隣の窓口にいたおばさんが、Macy’sの中のAmerican
Expressで両替していると教えてくれた。よかった〜。無事両替完了。今度は家に帰ってから携帯電話を解約するための電話。長いこと電話口で待たされて30分くらいかかってやっと解約。トホホ。
そうこうしているうちに空港へ行く時間に。ルームメイトとのお別れをしなければいけないときが迫ってきていた。本当に寂しい。長く挨拶しているとどんどん悲しくなってくるので短めにきりあげた。自分がNYを去るということの実感もまだ湧いていないのもある。6ヶ月という短い時間だったけど、彼女と過ごした時間は言葉には言い表せない大切なものだ。空港へはルームメイトのボーイフレンド、キューバ系アメリカ人のNarcyが車で送ってくれることになっていた。Narcyとはほんの数回しか会った事もないし、会話もほとんどしたことがなかった。でも自分のガールフレンドのルームメイトというだけで、わざわざ空港まで送ることを申し出てくれたのだ。本当にいい人。最後の最後まであたたかい人々に囲まれて、本当に私は幸せだなとつくづく感じた。ルームメイトと彼女を取り囲む人々は、みんなそれぞれにドラマティックな人生を抱えていて、その話を聞くたびに私はただただ驚くばかりだった。Narcyもそんな1人だ。もう60歳を超えたおじいさんだけど、とてもスタイルがよくてかっこいい。面長でとてもいい顔をしているのだ。1年を通していつも半ズボンにスニーカーをはいている。NYではちょっと有名なSalsaダンサーで、ひところはマンハッタンでSalsa
Barをいくつか経営していたらしい。今でも毎週いきつけのSalsa Barにヌシのように通っている。ルームメイト曰く、助けを求めている人のところなら誰のところでも飛んで行くという人なので、今回私を空港まで送っていくことも快く申し出てくれたのだ。Narcy、ありがとう!!
実はJFK空港ではもうひとつイヴェントが待ち構えていた。私のあとに部屋に住むことになったM子ちゃんはメイクアップアーティストの学校に通う女性なのだけど、彼女が今日、JFK空港でのファッションショーのメイクを担当することになっているらしい。時間が合えばそのShowを私も見れるかもしれないと思って期待して行ってみたら、なんとナイスタイミング、Showはこれからだった。荷物のチェックインを終えてから楽屋のM子ちゃんを訪ねた。独特の雰囲気がムンムンでエキサイティングな匂い。私こういうの大好き。M子ちゃんはすでに数人のモデルさんのメイクを終えたあとで、自分がメイクしたモデルさんの写真を撮ったりしていた。モデルクラブの責任者のゲイのお兄さんを紹介してくれて、しばし歓談。カウボーイハットに奇抜な蛍光黄緑の上着を着て、かなりにぎやかな人。まさにギョーカイ人といった感じで楽しい。Showは出発ロビーにあるDuty
Free Shopの前の特設ステージで行われた。Duty Free内のshopのブランドや各航空会社のフライトアテンダントのコスチュームなどが中心だった。私ったら最後の最後までミーハー。
実は昨日も。。。バイト先のイーストヴィレッジの寿司屋がTV収録のロケ現場になったので、ちゃっかりお邪魔してきたのだ。「ELIMIDATE」という男女のデート番組がある。これは男性1人に対して女性が4人くらいでグループデートを重ね、毎回1人ずつ女性が脱落していき、最後には男性が選んだ1人が残るという番組である。そのデート現場に私のバイト先が使われたのだ。行かない手はない。私が店に到着したころにはもう収録の終盤で、主役の男性がTVカメラの前でインタビューを受けているシーンの撮影だった。ディレクターの質問に対してひたすらカメラ目線で話をしていた。今日集団デートしたひとりひとりの女性についての感想や自分の恋愛感などを話していておもしろかった。一部始終を見ていたバイト仲間の話だと、収録中、女性同士が激しく口論していたらしい。そのせいなのかはわからないが、その主役の男性、「アグレッシブな女性は好きだけど独り善がりの人は好きじゃないんだ」とか言っていた。私はそのときカウンターで寿司を食べていたのだけど、カメラマンがやって来て、「顔は映さないから後ろ姿を映していいですか?」と聞いてきた。きゃーーとうとうNYでTVデビューだわ〜!なんて内心思いつつ「いいですよ」とCoolに答えた。そしてすぐ撮影が始まったんだけど、なんのことはない、私を映したかったというよりも、スシBarでお寿司を握っているシェフたちの作業風景を映したかったみたい。メキシコ人シェフのアルフレードは顔がこわばっていた。
というわけで昨日に引き続き、今日も最後の最後までミーハーな私。ヴァージンアトランティック航空でいざロンドンへ出発。こうしてあわただしくも楽しく、私の1年に渡るNY生活はピリオドを打ちました。NYで知り合ったすべての方々へ感謝。Nobody
can stop New York City!!!
|