NHKで夜中にやっている「ActorsStudio」というアメリカの対談番組。これ見終わると夜中の3時とかになるから次の日がつらくなるのをわかっていてもつい、見てしまう・・・NYにいたときからちょくちょく観ていた、私の大好きな番組。英語の勉強にもなる。今をときめく映画俳優が出てきて演劇学校の生徒たちの前でトークショーを行い、その後質疑応答に答えるというものだ。今回はビリー・ボブ・ソーントン。アンジェリーナ・ジョリーの元ダンナということしか知らなくて話をしているのを見たのはこれが初めてだった。
幼い頃、失読症だったからなのかどうかはわからないけど、話し方が年齢のわりにつたなくて不思議な人だなぁと思った。彼が出演した作品の中で「チョコレート」という作品に対するこだわりを自分の父親との関係を絡めて話をしていて、その映画の1カットが流れた。父役のビリーと息子の会話のシーンだった。少年が銃を父に向けながら「僕のことが憎いんだろう、答えろよ!」と言う。しばらく躊躇した父親が「憎い、ずっと昔から憎かった」と言う。すると少年は「僕は父さんを愛していたよ」と言うやいなやピストル自殺を図る。そんなわずか数十秒の映像だったのだが、ものすごい衝撃と感銘を受けた。親子という人間関係について考えさせられた。ビリーは自分の父とのけしてうまくいっていなかった関係を話しながら、この映画にギャラを下げてでもどうしても出たかった話をしていた。
彼の父親は人種差別主義者かなにかだったようで、息子である彼はどうしてもそこが許せなかったらしい。自分の愛する血のつながった人がどうしても相容れない思想や考え方をもっていたとしたら・・・。きっととっても苦しいことなんだろうと思う。この映画をちゃんと観たいと思ったし、この俳優を尊敬してしまった。けど、この番組、数年前の再放送なので、彼がアンジーをまだ「僕の妻」と言っていたのが、ちょっとせつなかった。 |