正社員、派遣社員しながら大学院、ニューヨークでインターン、そしてまた日本へ…。「自分流ワーキング」を探して経験を重ねる皆川夏子(仮名・33才)の日記です。めまぐるしく変わる環境と個性的な人たちの中で、彼女はいったい何を見つける!?
   
●2007.2月● ジェネレーションギャップ?
 

2月6日(火)

今日は私の33回目の誕生日。思いがけず母から手紙をもらいました。その内容はずっしり重くて、そして嬉しかった。 もう若くない、という分かっているけど実感として持ちたくないことを改めて愛情をもって言い渡された感じで、ズシーンと来ました。最近、若い子たちが多い職場にいるせいもあるかもしれないけど自分の「おばさん」度がアップした気がしていて、メンタル的にもあまりいいことではないなぁとちょうど思っていたところだったので、色々と考えてしまいました。“30代は女のベストシーズン”なんていう耳障りのよい本をブックオフで思わず買ってしまったよ・・・・・ 。

確かにここ最近、仕事にかまけて自分の身体のことや精神とのバランスなんぞはまったく後回し。特に趣味らしいものもない私はきっとバランスが悪いに違いない。でも仕事以外に趣味を持つというのがどうもしっくりこないのだ。しばらく考えてみようっと。

 
 
2月9日(金)
今日、突然勤め先になんとホリ○モンが食事にきた。キャップを深くかぶって黒のサングラスをしていたのでDJのお兄さんかな、くらいにしか最初思わなかった。個室に案内してキャップを脱いでサングラスを外してそこに立っている人が突然ホリ○モンだった!“おしのび”の格好だったのだ。お客様なのでびっくりした顔をしてはいけないと思いつつもちょっとたじろいでしまったかもしれない。

今日は女性の名前で団体の予約が入っていたのでどんな人たちが来るのかも全然知らされていなかった。ただ、数人の有名人がくるからとだけ、聞かされていたが、まさかこういう有名人とは・・・・。

今から1年以上前、この日記にも書いたが、彼の会社が日本中の注目を集めていた初期の頃、ナンバー2だったMさんの講演を聞く機会があった。オーディエンスは税理士や経営者、うちの会社の若い取締役もいた。みんな大注目していたものだ。それから数十日後には今度は事件として話題騒然となり、株式市場ブームの第一幕は終焉したかのようであった。私もその後は社内異動があり、広報として新事業の立上げを行い、さらに異動があり今にいたっている。そして、こんなかたちでこの方に会おうとは。。

数日前から今日のこの日のために幹事の女性と私は何度となく電話で料理のことや飲み物のやりとりをしていたのだが、その人はなんとモデルさんで、しかもホリ○モンの恋人か!と数ヶ月前にうわさになった女性だった・・・。ということでだんだんこの会の趣旨が見えてきたのだった・・・いわゆるこれが噂のヒ○ズ族の合コンってやつなのではなかろうか・・・。来る女性みんな美人でその中にまぎれていまをときめくグラビアアイドルHまでいらっしゃった。どーも、事前の電話での打ち合わせのときから、お金にいとめをつけない人たちだなぁ、と思っていたら、お会計はもちろんホリ○モンのカードで。ものすごい払いっぷりの良さ。うちの店始まって以来の売り上げである。あまりの強烈な宴席にただただ唖然とするばかり。

幹事のモデルさんはとってもここが気に入ってくれたようで、かなり酔っ払いながらもとても感謝された。家に帰ってきて今日のことを整理してみた。そして見えてきたものが。そもそも今日のこの予約を最初にいれてきた人はとある有名な社長さんで、ホリ○モンが安心してパーティができる場所をセッティングしてあげたのだろう。そして、社長から幹事役を引き継いだ、モデルの女性も実にしっかりと彼を守っていたのである。社会的に彼のおかれた立場を的確に理解し、さりげなく回りのものから守り、素顔で楽しめる場をセッティングしてあげている。株式会社Cの社長もホリ○モンを色々と応援していることを公表している。

などなど、色々な人が色々なかたちで今の彼を見守っている。その回りの人たちもみんな若く、それぞれ凄い人たちばかりである。何かとてもいいものを見せてもらったような気がして、心が温かくなった。

 
 
2月14日(水)

今年は平日の真っ只中にバレンタインが来てしまった・・・・。男性が圧倒的に多い職場においてこのセレモニーを無視するわけにはいかない。。。

先月からなんとなく近づいてくるこの日のために、デパートの催事場にも足を運んで大目にチョコ的なものを確保し準備万端である。どの店のチョコもその小ささからは想像しにくい、高価な値段!これって、もらった男性は価値わかるのかなぁ、、、なんて心配になってしまうよ。会社では朝からお中元のように配り歩き、夜も更けてきたころ、とある芸能人の方がいつものように来店された。ちょうどまだ余分があったので付き人の方に二人分をお渡しした。私が席を外したちょっとの間に私にお礼を言おうと待っていてくれたらしく直接は話せなかったけど、嬉しかった。そういえば、有名人の方にバレンタインをお渡しするのはこれが初めてだ。ちょっぴり楽しい一日でした。

でも楽しくないこともありました。1月から私の下で働き始めたばかりの子が会社をやめたい、と言ってきたのです。まだほんの数週間なのに、せつないです。直接的な理由を聞き出したら、どうやら社長とのミスコミュニケーションが転じて退職することになった同期の子の話を聞いて、その子自身も社長に対する信頼が根底から覆されたらしい。まだ新卒1年目だし、そういう思考回路、わからなくもないけど・・・。なんかここのとこ年下のスタッフたちの感覚を理解しようとしてうまくいかないもどかしさにいい加減疲れてきてしまったな。

 
 
2月17日(土)

「仕事がうまくいくために人間関係が大切なのであって、人間関係の後に仕事がついてくるわけではない」こうおっしゃったのはとある有名な脳学者のY先生。ほんとにそう思います!!今の職場、会議でもなんかおかしい、とずっと思ってきていたことがここへきて少し解明されました。うちのスタッフは逆で、「人間関係が先で仕事があとからついてきている」状況なのであります。会議で異論があるのに発言しないで終わってから 仲間内でこそこそ文句を言う。上の人には意見を言わず、同僚に愚痴る。そんなことが日常茶飯事です。

私は会議で喧々諤々することに学生の頃からの慣れで動じないところがあるせいか、意見もするし、違うことは違うと言いたいので会議でも女性は2名くらいなのに目立ちます。この自分の意見を言わない人たちって一体なんなのぉぉぉ、と一時は理解できずに苦悩しておりましたが、最近少しづつわかり始めました。サービス業の業界では現場での接客が勝負であって机上の議論なんて今までしてきたことがないのです。確かに考えてみればそうです。うちはたまたま上場会社が上についているため、会議が多くなってしまいこういうことが起きているのです。それに気づいてからは少し楽になりました。人種が違うのだと思えるようになったのです。とはいえ、そういう職場を選んできたみなさんにはそういう風土に適応してもらわないと話が進みませんが・・・・。

 

(3月へ続く)