正社員、派遣社員しながら大学院、ニューヨークでインターン、そしてまた日本へ…。「自分流ワーキング」を探して経験を重ねる皆川夏子(仮名・33才)の日記です。めまぐるしく変わる環境と個性的な人たちの中で、彼女はいったい何を見つける!?
   
●2007.12月● 新しい職場に初出勤!
 

12月8日(土)

内定が決まり今はしばし有給消化をしております。なのでTVをよく観るようになりました。久しぶりに朝までナマテレビを観ました。テーマは「検察」。冤罪や火のないところにたった煙の事件を警察と検察が無理矢理立件して無実の市民を長期間拘束したり。。。なんか世の中のせつない部分を垣間見ました。ちょうど防衛庁長官の事件でにぎわっていて、これは第二のロッキード事件なのだなぁ、なんて思っている時だったのでとても興味深い番組でした。国家権力ってなんかすごいことになっているのだなあ、と。

で、司会の田原総一郎さんは全てをよーく知っていてなおかつ、パネリストに「素人にもわかりやすくしゃべってください」と必ずつっこむところがいつも感心。この方、10年以上前、私たちのインターカレッジの勉強会の講師として講演してくれたことがあります。“自分は司会者で講演者じゃないからなぁ・・・・”なんて言いながらもさすが!なことをいろいろをお話くださいました。なかでも私が絶対忘れられないのが「原子力発電所は民主主義の国にはできないものなんですよ」という言葉でした。高校時代結構原発勉強したのもあったし、この言葉は深く、ずっしり私の心の中に残っています。

 
 
12月14日(金)
今日で会社を退職です。まあ、こういうことは滅多に経験することでもないのであまり実感がなく、普通に終わりました。特にセレモニーもなく。2年半働いてきたのでもう少し感慨深いかな、とも思ったのですが、案外どうってことない幕引きでした。これからジワジワ実感湧くのかな。きっと次の職場への期待と不安のが大きいのだろう

 
 
12月20日(木)
今週から新しい職場での仕事が始まりました。先輩も上司もみなさんよい方ばかり気分よく仕事をさせてもらっているという感じです。(正直本当に転職してよかった☆)今日は中国の同じ系列会社から女性のマネージャーが来日し、その接待関係をうちの部署が行うとのことで、なぜか私が宿泊先のホテルまでお出迎えに行くことになりました。

というのも上司が英語が苦手なのと、私が今回のことを機に色々と覚えていくチャンスだということでそういうことになりました。中国人の女性のマネージャーってどんなバリバリキャリアウーマンかしら。。。と内心英語がものすごく不安で、ここ数日付け焼刃で勉強しているところでした。前日から緊張しており内心ドキドキでホテルに出迎えに行きました。到着した先には専門の通訳さんがいるのですが車の移動中は話ができない部長にかわって私が相手をしなければいけないので心臓に悪い・・・と思いながら本人にお会いしました。

ところが、想像していたコチコチのキャリアウーマンとは180度イメージの違う、フレンドリーな方で私の緊張は一気にほぐれました。見学先の支店についたら専門の通訳さんがいてバトンタッチできて気軽になれたしそれからは通訳さんの訳し方を勉強したりする余裕ができました。これで今日明日2日間の工程はなんとか乗り切れそうです。。。

 
 
12月21日(金)

今日は朝一で昨日に引き続き中国人女性マネージャーを含めたミーティングです。と、そのとき、ものすごいことを命じられました。なんと昨日いた通訳さんが今日は急きょお休みで通訳する人がいないので。皆川さんやってください、というのです。もうびっくり!中国人の方とは昨日一日を通じてフレンドりーになってはいたものの専門用語自体がまだ入社5日目の私にはちんぷんかんぷんなのですからものすごい無謀なことになってきました。

彼女にはゆっくりゆっくり話してね、と頼みまわりの人に頼みながらなんとか午前中が終了。息つく間もなくランチも一緒。午後はとある会社に視察に向かいました。その道中も着いてからの先方の説明の通訳もすべてわたし・・・・・。確か、入社の際には上司からも人事の人からも、最初は慣れる意味でゆっくり覚えていただければいいですか、と言われたはずなのに。通訳とは。。。

まあ、自分的にも一気に会社のことを覚えられたし、いい英語の勉強にもなったしよいことも多かったのでよいのですけど。しかも上司は英語が得意でないので英語がちょっと話せる→通訳ができる。この間にものすごい距離があることを知らないので、軽くいい勉強になったでしょ。みたいなノリ。トホホ・・・・ものすごい1週間でした。

 
 
12月23日(日)

女性の品格で一躍有名になられた坂東まりこさん。彼女が情熱大陸に出ていて、母校で講演をしていたときに言っていた言葉がとても印象的でした。「力になれる人になってください」とても深くて優しくてすごいな、と思いました。自分がまず自立して、余裕があったら誰かの力になれる人に。私がこれまでの経験で感じたのはまさにこの言葉に集約されるのです。これを当たり前にできるような人になりたいものです。

 
 
12月25日(火)

新しい会社の福利厚生を紹介してもらった。フィットネスのことを調べていたらおっとびっくり。近所のフィットネスの料金をみたら、法人会員の場合、チケットを1500円払って利用、となっている。むむっ、前の会社のフィットネスでは1000円だったのに。500円もUPしている!!!新しい会社が入ってる総合福利厚生の会社は名前はよくしっているベンチャー企業だ。でもなんとなく不親切なイメージがあった。なんというか利用者の視点に欠けていて、儲け主義って感じが伝わってくる。タウンページのような厚さの福利厚生利用ガイドは部に1冊だけしかなく、忙しい人であればあるほどそういったものは見ることがはないはず。それをあえて狙っているのでは?!と今日思ってしまった。

 
 
12月26日(水)

ジャズピアニストのオスカーピーターソン死去、のニュースをネットで発見しました。失礼ですが、わたくしこのお方はもうすでに他界されているのかとばかり思っていたのですがご存命だったことにびっくりしました。私の大好きなジャズピアニストbennyは10数年前にこの方からじきじきに後継者として指名された人で私はこのbennyを通してオスカーという偉大な人物をを知ったという、普通の人とは反対のルートで知ったわけなので、彼のCDは一枚ももっていないけど、Oscar&Bennyという2台連弾のアルバムを1枚だけもっています。

当時すでに手が不自由だったOscarをかばってBennyが素晴らしいサポートをしてできあがったアルバムだときいています。今日は彼の冥福を祈って通勤の往復はipodでこのアルバムをずっと聴いていた。前にBennyのipodに入っている曲たちをみせてもらったことがある。たしかOscarの曲がなかったのだ。後継者として指名してくれて尊敬しているであろう人の曲をあえていれていないのかな、と当時不思議な思いがした。Oscarの訃報をBennyはどんな思いで受け止めたことだろう。

 
 
追記:10月ニューヨーク日記続き

ニューヨーク3日目:

今日はstayしている友人も仕事がお休みなのでゆっくり起床。歩いて数分のベーグル屋さんは私がNY1大好きな店なので近くて本当に嬉しい。朝から焼きたてのベーグルとサーモンクリームチーズを買ってきて朝食。あ〜幸せ。ユーガットメールのメグ・ライアンの気分です。

朝食が済んだら、友人とセントラルパークまでお散歩。家をでて一直線に歩いていけばあっという間に到着してしまう。パークでは市民マラソン大会が開かれていたようで結構本格的なランナーがわんさか走っていた。ニューヨーカーは本当に走るのが好きだよねぇ、と走ることに全く興味無さそうなニューヨーカーのMちゃんと話しながら、彼らを横目に大きな石にすわってぼーっとする私たち。10月のNYは本当にいい気候で気持ちがいい。年間をとおしてわずかしかないさわやかな季節に来れてよかった☆ 実は昔滞在中には一度も来たことのなかったストロベリーフィールズを眺めつつ次の待ち合わせへ。

ランチはチャイナタウンでTちゃんと待ち合わせ。ブルックリンで同じ家に住んでいた日本人のルームメイトの女の子でアーティストなのです。彼女は版画と油絵をするのですが、WEBSITEを通じて彼女の最近の作品もチェックしていて会社のPCのデスクトップは彼女の作品です。奈良出身の彼女のイントネーションがうつってしまって当時一緒に住んでいた頃はNYにいながらにしてちょっと奈良弁を真似していたこともありました。

今回向かう先はお気に入りのベトナム料理屋さん。4年近く前に中尊寺ゆつこさんが連れてきてくださったのが最初でした。それ以来NYのお気に入りTOP3に入っています。Tちゃんとは3年ぶりの再会。エンドレスに話が続きます。食後に散歩をしながら彼女が連れていってくれたのがPINK BERRYというフローズンヨーグルトのアイスやさん。彼女の中で今一番気に入っているスポットらしい。韓国人オーナーがやっているお店でまだ店数もあまりないらしく、私たちはNOHOのショップへ行きました。

食べてみると想像以上に素朴な味で美味しい!トッピングでフレッシュフルーツをのせている人が多かった。さすが韓国人オーナーだけあっていい線いっているお店でありました。彼女の案内でまだ行ったことのないSOHOユニクロやずっと行きたかったディーンアンドデルーカSOHOにも行きました。ここのD&Dでしか手に入れることができないオリジナルチーズを買いTちゃんとわけました。日本のD&Dでは買えないことを知った日からずっとこの日を待ちわびたので嬉しい〜。その後妹に頼まれていたワインを買いにSOHOワインへ。ここは買う前に試飲バーで安くいろいろ試すことができるのが魅力です。地元のワインを積極的に飲もう、というのがここの店の趣旨なのでニューヨーク州のワインが数多くおいてあります。

北部のフィンガーレイク産やロングアイランド産のものが豊富で中でも白ワインのリースリングが私は大好き。ドイツやフランスのリースリングと飲み比べてもNY産のが絶対美味しい!とあらためてTちゃんと再確認。いい気分になって店をあとにしました。SOHOのあたりは店の軒先にベンチがあってみんな勝手にすわっています。そこに私たちもどっかり座ってまたおしゃべりtime。この3年間にお互いの身の上にあったことをいろいろと。NYで日本人女性が一人でお金を稼ぎながらいきていくというのは本当にサバイバル。Tちゃんの話を聞いてそれをまた思い知りました。そして当時私がNY滞在中やっぱり生涯過ごすのは日本がいい、と心から思ったのを思い出しました。

夜はStay先のMちゃんとミートパッキングエリアのホテルガンズブールトの最上階にあるレストランバーで待ち合わせ。友達から是非!と薦められていた場所だけあって素晴らしい眺め。Mちゃんもニューヨーカーのわりには仕事が忙しいのもありあまり普段夜遊びしないみたいなので、この雰囲気と眺めに感動していました。ドリンクも軽食もいい味だし、雰囲気はスノッブな感じもありつつ、結構来ている人は普通の人も多いのであまり気張らずいられるというのも魅力です。食事前の一杯で利用すると、夕暮れから日が沈むまでのきれいな景色を堪能することができて最高です。

その後、夕食を食べる場所を探すためお散歩。このエリアは日本に住んでいても雑誌で多くの話題の中心となっているエリア。魅力的なお店が続いています。3年前に妹と来たMEETという店はいまは別の店になっていました。流行り廃りも早いのかもしれません。でもその隣の古いダイナーという感じの店FLORENCEは当時のまま。人気ぶりも当時のままでした。今日はここでディナーすることに。店のスタッフが明るいゲイの黒人男性で楽しげでかわいらしくて気に入りました。とてもザワついていて、隣との距離も狭いし、料理もけしてすごく美味しい!というわけでもないのに、どうしてこの店は混んでいるのだろう。。。なんていう感想をもってしまいました。店員さんは確かに楽しくてよかったけどね。。。今日も朝からよく歩きました。すっかり夜も更けてきたし、時差ぼけもあって眠くなってきました。NY3日目も堪能いたしました。。。(続きはまた来月・・・)

 

(ブログに続きます)