●2001.5月(1)● 田中真紀子




田中真紀子 (前・外務大臣 1944〜)

父・角栄氏は一人娘真紀子さんのことを“家庭中 野党”と名付け、娘の意見や質問には徹底的に答 えてくれたという。早稲田大学在学中は演劇部に 所属、卒業後は劇団「雲」に進んだ。が、なぜか 振られる役は母親役ばかりだったらしい。政界入 りまでの25年間は、3人の子供を育てる一主婦だ った。新総理となった小泉純一郎氏を「変人」、 故小渕恵三元首相を「凡人」、故梶山静六元官房 長官を「軍人」と称したり、最近では総裁選で “お陀仏発言”をしたり、話題が絶えない。新内 閣で外務大臣に就任したが、2002年1月29日小泉 首相により更迭された。
 

●中尊寺の分析●

田中真紀子、もう首相になったも同然かも。なんでもそうだけどナンバー2くらい のポジションで、やりたいことを確実にやるほうがおいしい。トップだとやりにく いことや言いづらいことも実はナンバー2だとスルッとできちゃったりする。

もうみんな オールドスクールの政治家に飽き飽きしているから変人コンビ(自分だ って変人じゃん!)に期待する。言いたいことをはっきり言うから好き、というの が真紀子の人気の第一理由だが、日本の政治家ってよっぽどものをはっきり言わな いんだね。公約もわかりにくいし抽象的。ものごとを抽象化することはアカデミッ クな手法であるが、政治の世界でアブストラクトな言論ってどうなんじゃ? 

そういうわけで私は内政にはあんま興味ないんだなあ、政治学科卒の私の好きな政 治家はJFK。それからレーガンとゴルバチョフ。今のグローバリズムの基盤を作 ったのは誰かってコトだ。だから国内の不良債権くらい早く何とかして。国民が政 治に関心を持つためにはやはり人気のある政治家が活躍しなければならない。だか らやはり日本最強のオヤジ女・田中真紀子さんには是非がんばっていただいてオル ブライト以上の活躍をしていただきたい。