●2003.7月(2)● ゆうたろう


ゆうたろう(ものまねタレント 1970〜)

2月21日、千葉県生まれ。本名は林勝幸。子供の頃から音楽が好きで、中学2年の時にドラム担当でバンドを結成。20才の時にサンフランシスコへ渡り、その後3年間ジャズやラテンを中心にしたバンド活動をする。現在は、石原裕次郎のそっくりさんとして、バラエティー番組などに出演。2000年に「有線よありがとう」をリリースし、第33回日本有線大賞の有線音楽賞を受賞したことも。

●中尊寺の分析●

石原裕次郎の17回忌は大変な豪華ぶり。法事に5億円もかけるなんて! 亡くなって16年もたった今でもその人気と影響力、財力を再認識させられる。私の母世代を中心にみんな祐次郎好き。母が私の仕事場に来て「裕ちゃんの漫画描いているの?」なんて。普通に“裕ちゃん”とかいうもんね。

しかし今回描いているのは同じ“裕ちゃん”でも“石浜裕太朗”のほうなんですな。ていうか最初裕次郎で描こうと思ってて、でも描いているうちに“ゆうたろう”のほうに似てしまったから、じゃあ”ゆうたろう”でいこう!なんていいかげんな話ですが。

しかし私の中ではかなり気になっている存在ではあった。あだ名はボス。彼の公式HPを見たら、掲示板は刑事板でチャットは取調室になっていた。成りきり方が凝っている。ゆうたろうはもう40半ば〜と思っていたらまだ30才そこそこ。少し前にテレビのお宅訪問で見たけど、その時は普通の実家暮らしで(←ちょっと大きめな家の)息子さんなんだね。部屋にドラムもあったけど、裕次郎を意識してというよりもともとの趣味らしい。

ところで、焼き肉のタレの CMで岩下志麻とやっさんのマネをしたサブローが出ているが、やはりこれも故人のそっくりさんというかモノマネしているというのは同じである。いつもこのCMを見て思うけど、亡くなってもなお、こんな形で存在しているというのは感動的である。サブローの勝手な芸風とはいえ…。いやだからこそ横山やすしの代わりになる人はいないんだなと認識させられる。10代の若者たちはモトネタである横山やすしを知らないでしょう。そしてゆうたろうを見て笑っても、石原裕次郎のことは知らないのでしょうね。

ただサブローはやっさんの生前から一緒に出ていたが、ゆうたろうはデビューがほんの5年前なので裕次郎との共演はありえなかった。残念である。ツーショットを是非見たかった! 慎太郎都知事もゆうたろうのことを似すぎてて気持ち悪がっているようです。