この方がここ5年くらいでカッコ良くなったのは、「迷いがない」ことが全面に出てきたから。「女優として」とかそういうキャリア面ではなく、「ただ単にこうやって生きてきたのだから、このままこうやって自分の価値観で生きてゆくワ」みたいなね。“男のアイドル”から“独身の女のお手本”になりつつある。気張ってないけどめちゃくちゃ努力していて、周りはカンケイないという域。そういう人は見ていて気持ちがいいし、こっちもがんばらなきゃ!と励まされる。
実際とあるパーティーでお目にかかったけど、思っていたよりずっと可愛いのでびっくり。アタマもちっちゃくって、目がすっごい大きくて、あごがシャープ。なるほど〜。そうこのあごがポイント! このような小さくてとんがったあごに、欧米人もみんな整形したがるのだ。だから整形したって言われちゃうんだね(まあしていないでしょうね)。年をとってくると、このあごのラインをすっきり保てるかで美人不美人がキマる。痩せればいいってもんじゃなくて、今度は頬がコケちゃいかんし。という細かい美人のディテールで、同世代の女の尊敬を集めつつある。ワインのウンチクがあるとか、モテるとか、色気があるとかはあまりどうでもいい。そりゃあそうだろうよ、川島なお美なんだから、元・失楽園なんだしかなわないよナ…みたいな。
そして彼氏は、お金や外見よりも知的ステイタスで選んでいるイメージ。時にはそのお相手は、知性が円熟しすぎて年寄りだったりするイメージがある。自分を高めてくれる男性が好きなのはみんなそうなんだけど、若い男には間違ってもいかないだろうなあ。でもルミ子なんかを見ていると、若い男とつきあうのも相当努力がいると思うよ。ずっときれいでいなきゃなんない緊張感があって。でも相手がすごい年上でも、カレがいなくても、女優という職業を差し引いても、なお美は緊張感がある。しかもたぶん生涯独身だから余裕もぶっこき!みたいな。
先月、週刊文春の「ペットと飼い主そっくり特集」というグラビアに私も愛犬と出たが、私は大きなドアップのなお美さまの下に小さく載っていた。この取り扱いの違いは何なんだろう! 自分の実力のなさを思い知らされた感じであった(しょうがないよ〜。女優と漫画家じゃあすごい差だもんネ)。
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