1999.7月(1) ビル・ゲイツ




ビル・ゲイツ
(マイクロソフト会長、1955〜)
ワシントン州シアトルに生まれる。本名ウイリアム・ヘンリー・ゲイツ3世。小学生の時、コンピュータに夢中になる。15才で、友人とシアトル近郊の交通パターンを調べる会社を設立、早くも商才を発揮し始める。1975年、ハーバード大学を中退してマイクロソフト社を設立、以来、天才的プログラム能力とこれまた天才的商才で大成功を収める。特に95年に発売した「ウインドウズ95」は世界的に爆発的な人気を呼び、アップル社マッキントッシュとのOS戦争に決着を着けた。92年米国長者番付1位、93年は2位だったが、それ以降は毎年1位という大金持ちである。

●中尊寺の分析●

孫正義の講演会に1,500人ものベンチャー社長たちが聞きに来た、というのをテレビで見て、ナヌッ?と思った。孫さんは「銀行の支店長は神様、係長でもありがたや〜」だって。そこだけ見て判断するのもナンだけど、ちょっとかっこわるいよネ。それくらいでないと長者番付1位になれないの?ステイツの長者番付1位のウイリアム・ヘンリー・ゲイツ3世はそんなこと言うのかなあ。

そうビル・ゲイツの目ン玉はアットマーク。背後には@マークの人魂(ひとだま)が。それは漫画としましても、常に話題のゲイツ。悪口サイトだけでも何百とあるでしょう?「さっき事故で死んだ」とか毎日ネットに流されているんだからもうこっちも飽きたよ、みたいなね。あともう、やたらにビル・ゲイツ・ジョークみたいのを作ってはよろこぶアメリカ人のあの感覚。ゲイツとクリントンとフセインが同じエレベーターに乗っていました。さてそこに拳銃を持った悪党が…とか(その先を書くのも面倒くさいが)そういうのを命かけて作っているささやかな楽しみを持つ人たちがいっぱいいる。でも本当にゲイツさんを知れば知るほど(もちろん、まだ会ったことありませんが)天才で起業家で人間味あふれる変わり者で、エネルギシュで子供みたいで、それでアメリカ一の大金持ち、ということに。彼のハイテク御殿にいつか行ってみたいなあ。日本びいきのゲイツ邸に招かれた日本人は結構いるんじゃないでしょうか。電子ピンを渡されてどこへ移動しても好きな音楽が流れるんでしょう?ヒップホップもちゃんと流してくれるんですか?

それはさておき、やはり時代の大きな流れを作ってしまう程の人はすごい。今はそれがテクノロジーだけど歴史的にみると、その大きな流れというものが、時代によっては宗教だったり、民族だったり、自然界の大きな変化だったりするわけで。ゲイツのやったことはそういうことにも匹敵するんでしょうね。だって実際毎日コンピューターを使っていれば、それはわかるよね。だって、私のおじいさんが生き返って、例えば…私のレッツノート見たらびっくりしてまた死んじゃうよ!でもまあね…マック派の私は、ウインドウズやっぱり苦手なんですけど〜。