東海村の臨界事故は、もう周辺の住民や農作物などには影響がないのかな? あれだけの事故だもの、これからの原子力発電のあり方が問われて当然という気がする。
私も以前、近くまで行った時に東海村と柏崎の原子力施設を見学したことがあるけど、どちらも松などの緑が施設の周りには植えられていたわ。東海村の展示室には、ウランの原石が置かれていて、何枚かのガラス越しに見ているのに、これがウランなんだと思うだけで緊張してしまった。柏崎では、バッジをつけて見学者も上着を着てガイドの人に案内してもらい一巡した。いろんな計器が置かれている制御室も、ガラスを隔てて覗いた。中で働く人の2、3人が、たまたま計器から目を離して書類かなんかを見ていると、それだけで「ほらっ、早く計器を見て」と願うような気持ちになったのを覚えてる。施設で出るゴミも、大きな色分けしたゴミ箱で廃棄などの区分をしていたし、人の気配よりもマニュアルでコンピュータなどを管理しているなという印象を持った。
それだけに、人が係わっている部分が大切になってくるはずなのに、どうして起きてしまった事故の連絡が遅れるのだろう。パンフレットや広報誌にもきちんと書かれていることなのに。まるで忠誠を誓った(?)会社に裏切られたよう。今や原子力施設は、日本中にたくさんあって国策事業として進められているはずなのに。そりゃ、できれば風力や太陽光発電が望ましいけど、国土の狭い日本ではなかなか難しいんでしょ?原子力が必要なのは理解してるけど、安全であってこそのものよね。こういうエネルギーの問題こそ、もっと世界レベルで協議して欲しいわ。私、長生きするつもりなんだから、心配だわ。