●1999.12月● カウントダウン開始!
12月3日(金)

まさかまさかのイチローの結婚。あんなベビーフェイスなイチローが、福島弓子と結婚するなんて誰が想像できた? はっきり思い出せないけど福島弓子って、年の割に老けてたよね。局アナ辞めてたのも知らなかったくらいなのに、急にでてきてかわいいい弟をかっさわれた感じ。姉さんとしてはおもしろくもないけど葉月なら、女に翻弄されても仕方ないか、これも一つの経験よねと思えるけど、デンとした貫禄充分の福島だと弟をたぶらかして、になってしまう。日本で堂々結婚式を挙げないのも、なんかおもしろくないもんね。スポーツ音痴の私でも、イチローには目をつけていたのに、これからは一層スポーツニュースが遠い存在になってしまいそう。

12月13日(月)

兆候とは、うまい言い方だよね。これが事件現場なら、〜だと思われますになるし、芸能人なら妊娠(?!)ぐらいだもんね。でも散々人に気をもたせておいて、紙切れ一枚の発表で歯切れが悪いったらありゃしない。10日の報道では、2度にわたる尿検査によるとなんて露骨な表現しといてこれだもんね。皇族って、昔は神の一族なんでしょ。それが尿検査っていうのも露骨すぎない?普通でも自分で人に話す時でも、こうは言わないよね。デリカシーにかけてるとは、誰も思わなかったのかしら。それにそんな雅子さんの行動を逐一知っている人って、誰なんだろう。女官なのかしら、それともお掃除の人からの情報なのかしら?第1報では素直によかったね、と思っていたのがだんだん不思議な気分になっていく。今まで何度も妊娠では?でお腹まわりの写真をアップにされたり、顔がふっくらしたなんて余計なことばかり取り沙汰されてきたもんね。ほんとうに妊娠していたら、これからはそんな下衆の勘ぐりとはおさらばできるのね。

皇太子が大切にしてそうなのも、真面目そうな雅子さんが緊張していそうなのに懸命に笑顔をつくっている姿にも、好感がもてる。皇太子妃が36才で懐妊というのも、いろいろ焦らなくてもいいんだよと言われているようでなんだか嬉しい。ところでこのニュースに触発されたらしい知り合いの女性が「結婚はしなくてもいいから、そろそろ子供ぐらいは産んでおこうかな」とかなりマジに言ってた。電話で話していたから、なんて答えたらいいのかわからなかった。だって彼女、40才ももうとっくに過ぎているんだもん。彼だっていないのも知っているんだもん。いくら40才過ぎて出産する人もいるとはいっても、あんまり無責任なことも言えないでしょ。ミレニアムづいている私でも、さすがにミレニアムベビーまでは、考えてもいなかったな。

12月22日(水)
家の近くの花屋さんの商魂を見た。ポインセチアの小鉢が先月までは500円だったのが、ある日600円になってて、ついこの間800円になった。ほかの花屋さんで見ても、500円か600円ぐらいなのに、どこまで値上げするのかすごく興味があったのよ。時々、そこで花を買っていたからなおさら「あんたのとこボロい商売しているんじゃないでしょうね」という気で見てたら、今日はなんと1,000円になってしまった。見ているかぎりポインセチアの鉢は少なくなっていないようなので、売れてはいないようなんだけどよっぽどいい根性しているのか、ヤケになっているのか気になるところ。3人いるお店の人はみんな愛想がよくてニコニコしているから、やっぱり女は怖いなと変な感心までしてしまった。とにかくこれで顧客を一人逃したと思うわけ。でも買おうと決めていたポインセチアが100円や300円上がったところで、買うのをやめたほうもセコイよね。こうなったら今度は26日ごろ行って100円ぐらいになったら買おうかと真剣に考えているところ。だって今さらいい値で買えないでしょう。

ところであの臨界事故で被曝した人が亡くなったのよね。先週は、MOX燃料のデーターが改ざんされていたというのが、新聞でも小さな扱いでしか載っていなかったし。日本の電気の3割以上をまかなっている原子力が、こんなことでいいのだろうか? ショートケーキがクリスマス直前になると、チョコレートプレートと飾りがついただけで1,000円アップになっていいのだろうか? レストランではクリスマスディナーしか、頼めなくていいのだろうか? よくないとわかっていても防衛できるものとできないものがあるから、困るのよね。 

12月28日(火)

今年もいよいよあと3日を残すばかり。いつもなら年末年始をどう過ごすかが問題なんだけど、今年は少し違う。Y2Kが気になるもんね。周りでも海外に行くという人もいないし、温泉にいくという話も聞かない。みんなお家で過ごすらしい。そういえばクリスマスも特にはしゃいでいる人もいなかったような。家で無事に過ごすために、そろそろ買い出しにでようと思っている。だって家ではミネラルウオーターもカイロもろうそくも、買う気がないみたいなんだもん。高いサバイバルグッズも売れてるらしいけど、せめて水やビスケットくらい用意しておかないとね。もし電気や水がストップして、凍え死ぬのは絶対イヤだもんね。年々寒さに弱くなっていて、もうとてもじゃないけどスキーに行く気すらしないのは仕方がないとしても、元気で無事に新年を迎えたい。身を焦がすような恋も、世界中が祝福してくれてるようなハッピーな気分とも今年は無縁だったけど、また来年があるもんね。そのためにもとにかく固く何事も起こらないと信じている母親を尻目に、買い出しに行く。

今度は例の花屋で正月の門松の値段を見て来なくちゃいけないしね。ただしパチンコ屋には近づかないようにしなくては。ボーナスがでてからあの景気のいい音楽に誘われて、ついフラフラと吸い込まれては痛い思いをしているんだから。偵察の結果、最近はパチンコ屋さんも以前の半分も人が入ってないみたい。銀座のラーガも空いてたし、箱を積み上げている人がいなくなった。無事に新年を迎えられたら、次は新年からパチンコ屋に行かないようにすること。う〜ん、自信ないな。もしかしたらこんな心配してる場合じゃないのかも。だって年末年始の当番が増員されたほかに、なにかあったら呼び出しがかかるんだった。クライアントになにかあったら、何にもできるはずないけど出動しなくちゃいけないのだ。今年は泊まり込みで待機している人が多いっていうもんね。銀行やNTTやコンピューター関係や病院や、みんなとてもじゃないけどお正月どころじゃないのよね。小渕さんの顔は見たくないけど、見ないと年明けにはならないのよね。どうやらミレニアムは早々から騒がしいのね。


(1月へ続く)