●2000.1月● あっという間の1月でした
1月1日(土)

なんとこの大切なミレニアム初日を、濡れたまま迎えてしまったのだ。誤解のないように言っておきますが、色っぽい話なんかじゃないからね。お風呂場で服を濡らしながら浴槽に、水を溜めていたんですよ。ギリギリの時間まで。ミレニアムを迎える感慨にふけるよりも、どこまで水を溜めるかしか頭になかったのは、失敗だったわね。

31日の夜になって、この水が飲み水になるんだったらと思ったら、じっとしていられなくなってしまったの。もちろん、風呂掃除からスタート。でも、普通にスポンジでゴシゴシ洗うだけでは気がすまなくって、ジャバまではじめてしまった。あれって、けっこう時間がかかるのよ! 水を溜めて放置、そして一度流すを2回もしないといけなかったんだから。これが思わぬ誤算となり、感動的なミレニアムの瞬間が迎えられなかった…。

そんな一連の私の行動に、やかんに水も汲もうとしない家族はアッケにとられていたみたい。「コイツはどんな事があっても一人で生けていける」と改めて確信してたって感じ。これが年末から風邪をひいている娘に対する態度なのよ。せっかく買っておいた乾電池もろうそくも、乾パンもチョコもミネラルウォーターも、高く売り付けられなかっただけでなく、寄付しても感謝すらされないしね。ダラダラお正月特番見てTVゲームにハマっていたら、もう明日から会社。そんなこんなで太ってしまったから、さっそく服のコトが心配…。

1月7日(金)

どうやら大問題は起こらなかったY2Kですが、パソコンの調子が悪い。日に3度も4度もフリーズする。同じことを言っている人もいるし、データの日付けが古くなってしまったという人がいた。お正月気分も味わえなかった人が世界中にたくさんいるんだから、人騒がせな問題だったよね。

1月13(木)
今日、紙面のスペース取りの話をしていたら、フツフツと怒りが蘇ってきてしまった。それも2つも!

1つは朝日新聞。雅子さんの懐妊報道後の姿勢についてよ。スクープを取りたくて、報道に踏み切った姿勢まではまぁ許せるとしても、その後のダンマリと12月31日の紙面にガッカリ。スクープ後、他紙や他のメディアが取り上げだすとダンマリ、批難する声があがってもダンマリ。それでいて12月31日はどんな報道なのかと思えば、他紙に比べて会見内容もサラッとしか伝えていない。それなのに、自社弁護ともとれる報道の過熱が直接的な原因となっていないと医師も言っているとか、今後の社としての姿勢をうんぬんするくらいなら、まず他紙と同じくらいの扱いにしてからすればいいのに。報道するだけの取材だってきちんとしているんだろうに、なぜカットするの。スクープの報道決定はごく少人数で行われたというけれど、その後の対応は朝日新聞としてのものでしょ。世論もあるし摩擦はこわいけど、ジャーナリズムとして貫くものはないのか、と思ってしまった。仮に、無事ご懐妊だったら、どんな報道をしたのかと勘ぐりたくなった。

こんなことを打ち合わせ中に言い出したら、自分でもびっくりするくらい熱くなってしまった。みんなで盛り上がり1時間半も話し込んでしまった。とにかく感じ悪いぞ、朝日新聞。雅子さんのことはすごく残念だけど、ハリー・ポッターでも読んで気分を変えて、早く元気になってほしいよ。

もう1つは、ヒロスエ。今までは好きでも嫌いでもなかったのに、特別番組の鉄人を見てから大っ嫌いになった。コンビニで立ち読みする小娘のくせに、道場より挑戦者に高いポイントをつけたんだからね。それもただ1人でよ。いい度胸しているじゃない!この非国民。道場ファンとしては、許せないわけ。まだ六三亭もポワソン六三郎も行ったことないけれど、こう見えても愛する道場さんへの思いは、人一倍強いんだからね。 

1月27日(木)

よく通りがかる商店街で、まだ福袋を売っているところがある。雑貨屋さんと服屋さん。もう1月も下旬だよ。誰のが見てもあの初売りの日の初々しさはないよね。お店の人、お願いですからもう福袋は諦めてください。なんだか自分のことを見ているようで、胸が痛みます。


(2月へ続く)