●2000.5月● 日本はどうなる?
5月8日(月)

連休の狭間に会社に向う私の目に飛び込んでくるのは、ラブラブのカップルやこれから遊びにいくぞ、というオーラを発している家族連ればかり。どうしてディズニーランドがあるのよ、こんな所にって感じです。近くに住んでいてもめったに行かないのに、朝はこれから遊びに行く人たちを見送って、帰りは散々遊んできた人たちを見なくてはいけない、この悲劇。引っ越したくなります。周りに遊び場がない所、ショッピングもできない所、デートスポットもない所で会社にもあまり近くない所へ。このゴールデンウィークは天気がよかったのが幸いした人は、幸せよね。と、憎まれ口を言いたくなるほど不幸だったのかといえば、それほどでも。本も読めたし、友達にも会えた。スポーツクラブにも行ったし、美味しい中華も食べた。こんなワンランク時間的に余裕がある日常生活の中でも、事件は起きていたのね。いつでも遊べると思っていた友達に彼氏もどきが出来ていた。それからバスジャック。射殺だよ、絶対に。友達も犯人も。

5月15日(月)

この頃、ちょっとばかし勘がいいのだ。電話がありそうだと思えば、電話がかかってくる。新しい仕事がと思えば、仕事が。心に浮かぶことが、しばらくすると現実となるって感じかも。危ないのかなと思ってた小渕さんの場合は、新聞を見ていたから別。一度も意識を取り戻さなかったし、倒れた日も仕事していたんでしょ。人間ってあっけないんだ、という無常観に襲われてしまった。でも、世の中の動きとしてはそうでもないみたいね。今朝のTVも、普通にワイドショーやっているし、情報番組もいつも通りにやっているんだもん。もちろん新聞だって、他の記事も扱っているし。会社でも「あぁ、そうだよね」ぐらいの軽い認識の人も多かった気がする。どうして、みんなもっと熱くなれないのよ。いくら現職は退いたからって、こないだまで総理だったのよ。インパクトはなかった気もするけど、彼は彼なりに頑張ってもいたと思うのよね。

じゃあこれ以上何を報道すればいいんだと言われると困るけど、死を悼む気持ちが稀薄になっていると思いませんか? このところ連日のように起こる少年犯罪で、死に対する感覚が麻痺しているんじゃない。もっと嬉しい・悲しい・辛い・楽しいを心で感じて、しっかり受け止めて生きていきたいよ。ところで恋の予感は、しないのよね。ハッピーな自分を想像できれば、いいのに。無理にでも想像しようと思ってもそうはいかないし、危険を余地できるわけでもなさそうな、この勘っていったい何なのだろう。

5月23日(火)
夕方、会社をふけちゃいました。仕事にケリがついたし、なんていってもお天気が良かったし… そこで行ってみたかったMM21に、やっと。やっぱり平日よ。人は少ないし、お得な解放感はあるし。断わっておきますが、一人じゃなかったからスーツを着ててもあの辺の会社に勤めている人っぽくて、サボりだという後ろめたさもなくてグッド。会社から離れているからバレそうにないし、横浜のオシャレでちょっと知的な感じも悪くない。まあ、これは星とか海とかの話題が良かったのかもしれないわね。お相手は、フリーのプランナーOさん。彼の知的でクールなところは評価できるわ。あとは、話を聞く気にさせる話し方も。ボーイフレンドというよりも、お友達としては花マルで合格。誇っていた勘は、電話がくるだろうなというとこまでだった。これじゃあ勘ではなくて、ホームズの観察だよね。大切なのは、この後だっていうのにさ。 
5月26日(金)

ダンスダンスレボリューションを披露しなくてはならないの、明日。さっきこっそり体を動かしてみたけど、固くておまけにリズム感がないみたい。あ〜、憂鬱。ただの恥じかき年増女になってしまうじゃないの! 後輩の2次会で、醜態を晒すなんて。いつか私の2次会で、もっともっとすごいことやってもらうんだからね。先輩が体を張るんだから、覚悟しておいた方がいいでしょ。最近は体だけじゃなくて、笑顔も固いのよね。だって思いっきり笑うと、シワが定着しちゃいそうなんだもん。とにかく今日は、ストレッチしてマッサージしてパックして、寝なくっちゃ。


(6月へ続く)