特に牛乳が好きなわけでもないのに、牛乳が危ないとわかると大変な事になったと思ってしまう。もちろん食中毒になってしまった人たちや子供たちにとっては大問題なのはわかっているけど、給食が終わってからというもの、そのまま牛乳を飲んだことのない私まで大騒ぎするのもどうかと思っているのよ、本当は。それでも冷蔵庫の中は点検してしまうものなのね。ヨーグルトやチーズまで、心配になってくるし、一日何杯も飲むコーヒーにもミルクはいれなくなったし、カフェオレも飲んでいないな。要するに、単純なのよね。

昔、好きだった人が私の前で、牛乳をコップにいれて飲んだのよ。飲む前は白くてきれいな牛乳も、飲みだすとカップにうすい線がつく。そして飲み干したその人の口の周りには、お約束のように白いひげがついていました。それからだな、その人を見る目が変わってしまったのは。結局は、トマトジュースを飲むところも目撃してしまい、私の好きではないものを目の前で飲んだということもあり、あっさり気持ちが冷めてしまったんだった。あれから何年も経っているのに、単純さは健在だったのね。ああ単純だけなら、いいんだけどなぁ。

夏だというのに、外でビールを飲んでいない。そのくせ、良くて終電で帰るような生活です。今日なんて電車の中で寝ていた人が、メガネを落としたのよ。前に立っていた人が拾って、その人に渡そうとしていくら叩いても目を覚まさないのよ。見かねた他の人も一緒に、揺さぶったんだけど目も開けないで、隣の席の人にしなだれかかっているの。あんまり目をあけないもんだから、正直いってかなり焦ったわよ。見知らぬ人と顔を見合わせてしまった。もう少しで、携帯を出すところだったわ。

なんていっても、過労死という言葉を身近に感じている今日この頃なんだもん。これというのも、とんでもないクライアントのせいなんだけどさ。バタバタ仕事が入ってくる割に、時間がない＆なかなか決めない＆予算がない。かなり辛い作業ばかりが続いている。しかも営業という立場上、完全にブチキレるわけにいかないのが非常に辛いところなわけ。制作やマ−ケの人たちも疲れ切っていて申し訳なく思っているけど、みんなのイライラを解消できないのよね。もう毎日同じ食事をして、同じ顔ばかり見ている合宿状態。休日もプライベートもあったもんじゃない。この状態がいつまで続くのかと考えると、卒倒しそう。私の化粧がはげていても、誰かが同じ服を三日連続で着ていても、関係ないって感じ。仕事って、忍耐と体力なのよね。クライアントは、わかっているのかしら？無茶苦茶なんだよ、アンタたち！しっかり方針を考えてから、オリエンしてよ。それが無理ならこっちの提案に、もっとしっかり耳を傾けて社内で統一見解を出してよね。毎日が、行き当たりばったりなんだよ。

猛暑かと思っていたら、今度は大雨。もっと爽やかな夏はこないのかしら、と思っていたらお誘いがあったの。箱根ですって。しかもＯさんからのお誘いよ。もう少しでOKするところだったわ。一泊だったんだけど…かなりかなりＯさんも悪くないかな〜なんだけど、急に今週末といわれても無理よね。残念だけどまだ予定が立てられる状態じゃないのよ。それにしてもどうしてこんな急なお誘いなのかしら？まさかドタキャンした誰かの穴埋めとか？柄にもなくうろたえてしまい、Ｙ君に聞いてみようとしてしまいました。でもＹ君にはＯさんのことは秘密だし、Ｙ君とも気まずくなりそうでやめときました。だって毎日、Ｙ君とも長時間顔を合わせていたら、ただの同僚とはやっぱり思えないのよ。

なんでも知っている気になってしまうし、どうしても昔のことも思い出してしまうしね。そうなの、ちょっと危険ゾーンに突入してしまったらしいの。疲れているからね、誰かに優しくしてほしいみたい。フラフラと、どこかの男についていってしまいそうなの。だからね、せめて金城君の夢をみて幸せな気持ちになりたいよ！