●2000.8月● こんな夏もあるよね
8月3日

実は実は私、ひそかに「雪印チェック」をしていたのであります。とは言っても、深夜のコンビニや通りがかりのデパ地下、そして近くのスーパーでですが。そしてついに本日、めでたく雪印チーズを発見することができました。という事で、2箱お買い上げ。これからしばらく、チーズをおつまみにビールを飲みそうです。カロリーは高そうだけれど、そんなのに構っていられないでしょ。だってこの夏は、各メーカーからいろんなチョンボがあったというのに、徹底的に打撃を受けているのを放ってはおけないもの。食中毒騒ぎは、もうご免だけどさ。これから先、牛乳が店頭に並んだらどうしたものか、それが目下の悩みの種でもあるわけよ。 ところで、まだお目にかかっていない新生500円玉や、先月4枚ゲットした2000円札というのも、問題あるよね。駅や自動販売機や使えないのって、すごく不便。ATMで使えないのも、納得がいかない気がする。早く誰かなんとかしておくれ!

8月15日

まだ夏真っ盛りというのに、意外と夜に吹く風が夏の終わりを告げている。なぜかとっても寂しいわ。私の夏は始まっていないはずなのに、夏風邪をひいてしまったようなの。お盆でクリニック系はお休みだし、お盆休みが短くなっているクライアントもあるし、関係ないけど外で遊ぶ小学生を見かけないし、とにかく全体的に不調なの。こんな時に限って、Oさんがアプローチしてくるんだから。なんでも事務所をお休みにしているんだって。夏風邪を宣言したけど、それが逆に避けていると思われてしまったみたいなの…。夏風邪を証明しようとして、夕飯を一緒に食べたけどこれが大失敗。和食屋さんで食べた卵焼きで…。オレンジジュースと卵系が、体調不良のバロメーターだったのを軽視しすぎていたのね。気分が悪くて帰るのも大変だったし、今も眠いのに眠れない。ぐずぐずしていたら、前に風邪の時に新幹線の中でであった人を思いだしてしまった。どうやら弱っている時に限って、チャンスはあるらしい。Oさんにしたって、今日はいつもと違っていた。目線とか話の方向が。多分、この読みは外れてはいないと思うのよね、数多いとは言えない恋愛体験からしても。ただし成り行きからして、そんな話にはならなかったけど。ここでまた以前の新幹線の人を思い出すなんて、ちょっと不吉かも。

8月21日
なんだか無性に絵が描きたくなって、伊東屋にいって本格的な色鉛筆をバーンと買ってしまいました。こういうと絵心があるのかと思われてしまいそうですが、これが全くないんです。見たままをそのまま描けばいいとデザイナーは言うけど、私の目がどうにかなっているとしか思えないような絵にしかならない。それがわかっていても、どうしても色鉛筆が欲しかったのよね。ここ一週間ほど、頭は色鉛筆でいっぱいだったのよ。なぜだか知らないけど、色鉛筆なのよね。これが油絵の具でも彫刻刀でも、困るのは同じだとわかっていても買わなくてはいられなかった。今日は念願が叶ってとってもハッピーです。でも、さっそく困った問題が…。描きたいものが、ない。スケッチブックも鉛筆削りも専用の消しゴムも買ったのに。使いこなせる人が持っていれば立派な物なのに、私なんかに買われてしまったために何の役にも立ちそうにもない。気分はすっきりしたけど、これでいいのかしら? 
8月25日

その後、Oさんとは電話でよく話はするけど、決定的な出来事というか明確なお言葉もないまま、なんとなく「ほら」という感じです。このあたりが、中学生や高校生や、強いていえば20代の前半とは違うのですね。あれから会って はいないけど、やはりただの知り合いではなくなってきている。そんなOさんと、アンディ・フグが急死した話とロシアの注射の話をしていると、ただ恋に恋してたような時が妙に懐かしく思えてくる。かなり遅くなってから、いつでも遊べると思っていた女友達から沈んだ声で電話があったから、冷静になってしまったのかな…。

とにかくその女友達の彼もどきに、異常事態発生らしいの。だいだいのところは聞いたけど、会って詳しく聞いてみないとわからないものね。友達に彼ができたと聞かされると、置き去りにされたみたいな気持ちになるけど、うまくいってなさそうだとわかると、心配だもんね。彼ができてもできなくても、たとえ結婚しても、ずっとずっと友達でいられる女友達って何人いるのかな?


(9月へ続く)