●2001.6月● どうして?
6月6日(水)

意外や意外、アンナの結婚報道が盛り上がらないなんて。羽賀研二との恋愛では、あんなに注目されていたのに…。若くてきれいで、家族の反対にあっても危ない男との恋でも一途なのがアンナの売りだったのね。すんなり結婚してしまったら、つまんないのよね、アンナちゃん。

M子なんてあっさりしたもので「結婚した女にもう用はない」なんて言ってるもの。アンナちゃんの使命は、恋にドタバタすることなのよね。この先は、新生活が始まって、出産して、ドタバタがあるかどうかなのよね。だいたいね、名前はいえないけど顔写真はOKというのも変でしょう。「ねぇ、困ったことがあったら一人でウジウジ悩んでいないで話してごらん。マスコミにだよ。そうそう、いい子だからね」と、梅宮アンナに会うことがあったら言ってあげたいよ。ところで私の使命って何なのだろう? なんとなく考えたくないな。

6月8日(金)

大阪の信じられないような事件の詳細を知ろうと、今日はみんなでTVの前で群れてしまいました。何にもできないけれど、こんな時は仕事なんかしていられない感じだよね。打ち合わせをしようとブースに移動しかけた時に速報で知ったんだけど、それからはTVの周りでウロウロしていました。一緒にTVを見ている人とは、何か通じるものがあるような気がするけど、ずっと仕事を続けている人に対しては、なんか釈然としないものを勝手に感じてしまいました。きっと時間がないんだろうけれどさ。あまりにも惨い事件に、この世の中に憤りしか感じない。

もし、この中の誰かがストレスのあまり…と考えるとゾッとします。外に出るのも人と関わり合いになるのも、怖いことになってしまう。外に出ないことで解決することではないのにね。取り返しがつかないほど病んでいるんですね。もし、あの学校の先生だったらと、考えてみました。もし、あの学校に通う子供だったらとも考えてみました。「もしかしたらの話はしても意味がない」という人がいますが、時代や人の気持ちや価値観や常識もみんなドンドン変わって、可能性が全くない話なんてどこにもないと思います。もしかしたら…の気持ちや姿勢が大切になっているのではないかな。その「もしかしたら」が、悪いことだけではありませんようにと願ってしまいました。

6月21日(木)
雨が続くと、今日のように午後から小雨になっただけで救われた気持ちになるからおかしなものです。梅雨は雨が降って当たり前、私には彼がいなくて当たり前、いつの間にかそう思っていたみたい。思いつめていたわけじゃなくて、たまたまフッと考えてしまっただけ。とにかく人間、いいことも悪いことも慣れるのが怖いことなのよね。

そんな毎日に、仕事の一環で新商品の企画が入ってきました。これが、朗報。ジャーン。ちょっと気になる人を見つけてしまったんです。商品を企画する会社をやっている人が、じんわりと素敵なの。間の取り方とか、選んで話す言葉とか…。半年振りのヒットかも。ところがこのHさんに関心があるのは私だけじゃないみたい。M子の好感度もかなり高いと見た。どうしてM子に今、彼がいないんだ!

6月26日(火)

約束は破るためにあるんじゃなくて、守るためにあるんだよね。お約束通り、行ってきましたよ、松田聖子のコンサートに。20代〜30代の女性がメインで、会場は満席。立ち見の人もいたよ。歌もうまいし、特に昔の歌を歌う声がかわいいの。聖子のコンサートって初めてだったけれど、お客さんのマナーもいいし、なかなか良かった。二点気になっていたことも確かめられたしね。その一、原田真二を従えたコンサートツアーでした。その二、「アイスの実」を口ずさんだけれど、会場にきていたSAYAKAちゃんをステージに上げることはしませんでした。今のSAYAKAちゃんをステージに上げたら会場は盛り上がるだろうけれど、聖子に幻滅したかもしれない。ずっと、どんな人が聖子のコンサートに行くのかと気になっていたので、これで一気に解決。仕事を切り上げた甲斐がありました。ところで明日、このことを会社で話そうかどうしようか、ちょっとだけためらってしまうのはどうしてかしら?


(7月へ続く)