●2001.8月● 夏の苦しみと楽しみと。
 
8月2日(木)

おーい、8月と2月が暇だといった人、誰なんですか? 8月ですよね、今は。暇じゃないんですけど、責任取ってもらえませんか? 仕事は、いつもいつもいろんなことが同時進行している日々です。8月でも、動いているものはいくつもあるわけですよ。それらがみんな今日のところは、今のところは、といった感じで、いつ何が起こるかわからない毎日なんです。それなのに、今日はどうしたことかスケジュール帳を家に忘れてきてしまった。もう大事なスケジュール帳を忘れるなんて、大バカ者です。靴を履いてくるのを忘れてしまったようなものです。スケジュール帳と一緒に、細かいことを書き込んでいるメモ書きもない。普段でも新たに発生したことを盛り込んでいくことに、かなり神経を使っているのに今日はボロボロ。人に教えてもらってすむことばかりじゃないでしょ。記憶力テストですよ。

とにかく新商品の開発は、マーケティング戦略の考え方が甘いと先方の役員から言われ、差し戻されてしまった。長い時間かけて準備してきたのよ。お得意さんの担当者レベルでは、社内でもうまく通りそうだと言っていたのにさ。もう、ガックリです。それに他の代理店が強力にプッシュしてきたものは、別案を作って持っていくことになったのでCRに低姿勢でお願いしまくっているところでしょ。そのうえ広報がらみでお呼びがかかったので再び、先方の広報にもお邪魔したでしょ。あとは月末に死に物狂いでやっと出した請求書に、変更があったりするわけね。電話一本で、お得意さんに駆けつけることなんてザラ。そういう時は帰ってきてから、何本か電話をかけることになるわよね。

今日の予定にそういうものが、どんどんプラスされるわけだから、何がなんだかわからなくなりそうになる。スケジュール帳を見ても頭がこんがらがったり、優先順位をつけがたくなることもあるわけよ。それが今日は記憶に頼るしかなかったわけだから、すごく疲れた。いつもの倍は疲れたよ。緊張した一日だったからかな。夜になってやっと一息つけました。こんな体に悪い思いは、もう嫌だ。それに夏は夏らしく、少しはのんびりしたいよ。

 
 
8月10日(金)

今日の移動距離は、ちょっとある。なんていっても鎌倉往復があるからね。正確にいえば、自宅〜会社〜得意先〜プロダクション〜会社〜鎌倉〜自宅なんだけどさ。社内移動もかなりあったからね。鎌倉への目的は、花火大会。夏なんだもん、花火見なくちゃ。鎌倉の花火大会は大きいから、人手も相当なものでした。花火が始まる時間には着かなくて、遅くなってしまったけれど横須賀線は花火を見るぞー、という人で混んでいた。駅から海岸まで、町全体がお祭りムード一色。道も海岸に向かう人でいっぱい。速く歩きたくても人の流れがあるから、どうしても速く歩けないの。だから花火の音を聞きながら、とうもろこし買ったりビールと枝豆買ったりしてしまった。

花火きれいでした。趣向を凝らしたものも多くて。でも、雨雲が低く垂れ込んでいて見えないものもあったのが、とっても残念。たった一時間あまりだったけれど、夏の一夜を満喫できて良かったな。帰りに寄った焼肉屋も混んでいたけれど、花火を見た興奮でテンション高くなっていたから、逆にワサワサしているのも楽しかったもんね。鎌倉の花火は前にも見たことが2回あるんだ。あの時は、いっぱい声をかけられたのに、今日は一度も声をかけられなかった。しまった。思い出したら釈然としない気持ちになってきたぞ。

 
 
8月22日(水)
台風が心配で、今朝はいつもよりかなり早く家を出ました。レインコートを着てタオルも持参して。傘は折れると嫌なので、100円ショップで買ったものを持って出たんだ。朝はかなり雨足も強かったから、会社では支障がなかったら早目に退社しても許されたみたい。この他人事のような言い方は、まさに他人事だからなの。ずいぶん前にもそんなことがあったけど、その時も帰れなかったのよ。なんか間が悪いみたい。とにかく午後には晴れ間まで見えたりして、100円ショップの傘が急にみすぼらしく見えてしまった。朝は、なんて賢い選択なのかしらと思っていたのにさ。完全防備していたのに気が抜けてしまって、帰りには一人でパチンコなんてしてしまいました。大負け。きっと台風で被害があった人たちもいるというのに、気が抜けたなんていったバチがあたったんだろうな。自分を戒めてた一日となりました。
 
 
8月27日(月)

稲垣君逮捕に、ぶっ飛んだわ。もう首位打者になったイチローどころじゃなかったわけ。だってメンバーにからかわれて、ジタバタしているような彼が逮捕なんて。会見を見たけれど、ほんとうにパニックになってしまったんだろうなと思った。反省もしているみたいだけれど、周りも大変だよね。CMも番組も事務所も、ほんとうに大変だと思う。こういったタレントの事件を見ると、どうか契約しているタレントさんが問題を起こしませんようにと祈ってしまいます。 

 

(9月へ続く)