●2002.10月● ちょっと待ってよ!
 
10月3日(木)

今日は朝から、ぐったり。お得意さんの営業所に行くために、東京駅でコピーを取ろうとしたの。ちゃんとお金を入れて、一枚目は普通にコピーが取れた。なのに二枚目からはコピーはできないし、画面もトップページに変わっている。おまけに入れたはずのお金も¥0になっていた。用紙がきれたのかと思ってみたけど、たっぷりと入っている。そこでお店の人を呼びました。説明をしたにもかかわらず、そのおっさんは「そりゃ、お金入れなきゃコピー取れないよ」と、のたまわったのです。お店にいたお客さん五人ぐらいの冷たい視線にさらされて抗議したけれど、誰が見ても状況は私に不利。おっさんは、こっちの話なんかまるで信用していない態度なんです。なんでこんな目に遭わなきゃいけないんだ。たかだか八枚コピー取ろうとしただけで。コピー代金だって、たったの80円じゃない。私が70円や80円ごまかすヤツに見えるのか!

でもおっさんが渋々残り七枚分の70円を投入するのを、断りはしなかった。そんな気力もなかったし、そんなことするなら、はじめから声なんかかけなければいいものね。せっかく昨夜、眠りにおちる寸前にこのコピーを取っておいた方がいいと気がついたのに。おかげでただでさえ少ない睡眠時間が一時間減ってしまったというのに。

でも悲劇はこれだけではなかった。次は、銀行だったわけ。キャッシュカードが使えないの。仕方がないので慌てて窓口にいくと、印鑑を持っていないから作り直しができないと言われました。おまけに再発行すると手元に届くまで一週間以上かかるんだって。本当なの? 機械に通せばすぐ、使えるようになると思っていたんだけどな。他にもキャッシュカードは持っているけれど、なんといっても肝心のお金が入ってなかったのよね。クレジットカードでキャッシングした時は、「私って、営業だわ」と、ちょっぴり切なくなりました。バタバタしながらも集合時間に遅れなかったことだけでも、セーフかな。

 
 
10月11日(金)

世界で認められる人っているものなのね。ノーベル物理学賞とノーベル化学賞を受賞した二人は、揃いも揃って飄々としているところがいいね。宇宙ニュートリノ検出とか生体高分子の同定…とか説明されても、なんのことかさっぱりわからないけれど、難しい研究もこんな感じで続けてきたのかな。とにかく偉ぶっていないところが、またまたすごいぞ。

そして今日は、世界で認められているもう一人の人、金城武くんのお誕生日なのだ。何かがしたくて、会社を抜けて占いに行ってしまった。武くんのことを聞いてしまった。それから、ここからがなによりも大切なんだけれど、武くんと私の人生がお互いに重なり合う部分があるのかどうか聞いてしまった。さすがに占い師さんも、ぎょっとしていたわ。そして…とにかく私の予定とは全然違っていたってことね。これに関しては納得しがたいものがあるので、後日あらためて検証しなくちゃ。

 
 
10月17日(木)

昨日に引き続き、今日も会社を休んでしまった。相変わらず風邪が治らず、ずっと微熱が続いていたんだけど、昨日はグーンと熱は上がり、体調が悪すぎる。とても電車に乗れる状態ではなく、お休みしてしまった。起き上がれるようになった夕方に近くのクリニックにいったけれど、これで薬を変えるのは三度目なのよ。いい加減に、治ってほしいよ。

風邪だといくらでも寝てしまう。気持ちよく寝ているところで携帯が鳴るんだもの。昨日は食事なんかまともにできなかったけれど、今日は胃にやさしいものなら食べられそうなくらいまで回復してきた。「なにか食べたいものあるの?」と母が聞くので、お鍋が食べたいと甘えたのが、いけなかった。「お鍋は箸だからね」に続く言葉が、「風邪じゃなくて、悪い病気なんじゃないの?」だって。お母さん、悪い病気ってなんですか? まだ有効な治療薬が見つかっていない、あの病気ですか? お言葉ですが、悪い病気になる要因すら私にはないんですからね。チッ。

 
 
10月29日(火)

秋晴れの天気とは裏腹に、懸案事項が多いですね。だいたいが拉致被害者五人の日々の映像を、あんなに流して大丈夫なのだろうか? 日々の様子やインタビューに答えている映像を日本国民のみならず、北朝鮮の人間も見ているのではないんですか。家族の会見も開かれるたびに、ドキドキしてしまいます。今日は核戦争なんてぶっそうな言葉もでてきましたね。脅威であることすなわち支配的であること、にはならないはずなのに。まさしく部長の考えと合わずに頭を抱えている私の立場と、話の重みは天と地ほどの開きはあるけれど、似ている。会社では脅威であることが支配的になるものですが、北朝鮮との関係ではそうならないでほしいものです。

 

(11月へ続く)