すごい台風でしたね。ハンパじゃない怖さでしたね。ホント台風ひとつで世の中が止まってしまう。実は、この台風と同じメガトン級の台風が我が家にも発生したのです！

吹き荒れたのは「母親タイフーン」。その威力はすさまじく、時間とともに被害も増加。まず突風に吹き飛ばされた父親は、暴風雨のなかで懸命な避難活動を始めた模様。独自の避難活動が母親タイフーンの怒りを増長させ、もう目につくものすべてに手当りしだい当り散らすことになったのであります。もちろん私も例外ではなく、四の五のいわれ瀕死の状態。これぞ、まさに天災。“掃除はしない”“食事はつくらない”“自分のものしか洗濯もしない”のしないしない3カ条が発表されたのであります。理由は、家族が誰も母親を尊重しないということにあるようです。こちらとしては、それを言われちゃグーの音もでません。取ってつけたような母親サービスしかできない父親と、普段ロクに話もせず同居人風を決め込んでいた娘。いくらカルチャーセンターに行ったり、お友達と食事に行ったりしていても、ここまで爆発するくらいストレスが溜っていたなんて…。けして自己主張が強い人じゃないのに。結婚したからといって、毎日こんな事よくやるよなんて内心思っていた私のＢカップの胸も少し痛んだのであります。

というわけで母親タイフーン発生の2日目の夜は、珍しく2人で外食。あんなに怒っていたのに、誘うと嬉しそうに支度しだした。ほんとに、たまにはこんなことぐらいしてあげなくちゃいけないのね、私も。もちろんまだまだ暴風雨警報発令中です。

今日は、私の周りの女性はお疲れ気味の人が多い。それは、昨日が例の今年37になる先輩の結婚式だっだから。部の人以外はだいたい2次会だけだったんだけど…。2次会でもウェディングドレスで登場。前に婚約指輪も見せてもらっていたんだけど、ウェディングドレスにも年齢制限はないのよね。花嫁がうれしそうにニコニコしていたのが、印象的でした。行く前はみんなで、私達に夢と希望を与えてくれたなんて言ってたんだけど、新郎側の友達がみんな若くて新婦側の私達は気疲れしてしまった。だって9つ年下なのよ。新郎の熱烈アタックでゴールインしたという話だけど、正直彼女がこんな風に結婚するなんて考えてもみなかった。女なんて、つくづくわからないものね。いつまでもずっと幸せでいられるなら私も結婚したい。でも近ごろ不機嫌な母親の姿が頭をかすめる。これが現実なんだって。昨日みたいな秋晴れの日、幸せでいられる保証ってなんだろうとしみじみ考えたのは私だけよね。

このところの私、幸せ不感症です。Kさんから連絡をもらっても、嬉しいというよりも困っていた。珍しくクライアントにお誉めの言葉を頂いてもいい気になれないで、却ってまた頑張るんですかと憂鬱になっていた。思い当たる原因はいろいろある。タイフーンになった母親、浮気に走るＭ子、新婚旅行から帰ってきた先輩。それとクリントンの不適切な関係問題などなど。これからどうなるのか、どうしたいのかわからないKさん。つきあうのかつきあわないのか、私だってそんなことわかんない。「お母さんは、今まで自分のことなんて考えたことなかった」と言う母親。「のめり込むのが怖い」とか言いながら「今度、彼に会ってみる？」などと宣うお気楽なＭ子。そのうえ「結婚って、ほんとに大変」というほんと〜に大変そうな先輩がいる。そうかと思えば、ハメられたんだと言いたくても言えないクリントンもいれば、このドジとこれまた言えないヒラリー夫人でしょ。ああ、幸せな人はいないの？このままではまずいのよね。だって、もうすぐ誕生日なんだもん。

今日、Kさんに会ってしまいました。決して、会いたくて会ったわけではないのです。帰りに会社の下で待っていたんです。もちろん私はKさんが待っているなんて全然知らなくて…。9時頃だったんだけど、突然声をかけられて「あっ、こんばんは」なんてまぬけなこと言ってしまった。Kさんだとわかった瞬間すごくイヤな顔をしていた。自分でもびっくりしたくらい。もちろんKさんも気付いていた。それで、2人とも気まずくなってしまったのよ。仕方がないから「まだ、寄るところがあるんです。」なんて慌てて言い繕ってしまった。「近いうちに連絡します。」とも。ボーッと降りてきたくせに、急いでいるフリなんかして…。あれからKさんどうしたんだろう？怒っているよね、呆れているよね、きっと。ストーカーでもなんでもないのに、あんな態度しかとれないなんて。そのくせ誰か見てなかったかしらなんて心配しているのよ、私ったら。最低かもしれない。なんて電話すればいいんだろう。気軽に女性とつきあうタイプには、とても見えないのよKさんって。もうつきあっているつもりかも。結婚とかまで考えていたら、どうしよう。ああ、困った困った。