●2002.8月● そりゃ、もう、幸せ。
 
8月1日(木)

いつまでも今日というこの日を、忘れない。夢のような日。ほんとうに幸せ。あの金城武さまのお姿を見ることができたんですもの。手をつなぎながら登場した武くんは、照れくさそうでした。ほんの短い時間だったけれど、ほんとうにあの笑顔で、あの声で、武くんは存在していました。彼がいまこの時代に生きていること、それだけでも幸せです。これからの彼を見守っていける未来があるものね。目の前の、でも遠くに武くんがいるときは、こんなに冷静ではなくて、同じ空気をいっぱい吸っていました。ほんとうは、お花かプレゼントを持って走り寄りたかったんだけど、チケットを手配してくれた人たちの怖い顔が浮かんで、我慢したの。でもね、お花を手渡す人がだれもいなかったのよ。

今日は、チケットを抽選でゲットした一般の人たちと、関係者用の試写会だったの。関係者席は女性が多かったけれど、みんな人目を気にしてお花を用意しなかったんだと思う。もしくは規制されていたのかも。かなり重々しい厳戒態勢だったもんな。関係者席の女の人たちもキャーキャー言っていたし、目がハートの人ばっかりでした。開場前にあちこちで挨拶しているのを見かけたけれど、スタイリストさんやヘアメイクさんが羨ましかったな。器用じゃないから、目指してもそんな仕事にはつけないのわかっているけれど、少しでも武くんに近づける仕事はないかしら。もちろん映画も良かったですよ。武くんも杏ちゃんも、ストーリーも、VFXもすごくいいよ。新しい邦画の力が、いっぱいつまった映画だよ。

 
 
8月9日(金)

とうとう真紀子さんが、辞職しますね。辞職といっても彼女のことだから、また時間が経てば政界に戻ってくるんでしょうね。とても主婦として収まりきらないだろうし、ファミリー企業の役員をするよりも、注目されることを選ぶだろうね。若い時からの夢の演劇に、もう一度トライしてくれても面白いだろうな。

近頃、真紀子さんのような二世でなくても政治を志す女性が出てきましたね。あたりを見渡すと、資質的には充分政治家向きの人がまわりにはポロポロといるような気がします。代理店に就職していることを考えてみると、たまたま政治に深く関心が持てなかったんでしょうね。でも、就職なんて学校を卒業する時に選んで決めた&受かった道なので、その後どうしていくかはまた別の話ですよね。第二の道として政治家や実業家になってもらいたい人がいるので、なんだか残念。そういう人たちは、年齢に関係なく気が若くてチャーミングなのよね。少しは見習わなくてはいけないよね。

 
 
8月21日(水)

先週と今週は、いつもより人口密度が低くて気が楽なのだ。電車もエレベーターも、会社も、どこもいつも人ばっかりだもんね。ただ目的地を目指すだけでも、ただ席で仕事をするだけでも、常に周りを意識しているのでなんだか気が疲れる。しかもぶつかられたり、会社では電話を取ってあげても、無言で済ませる人も多くてムッとしてしまうので、ここでもまた疲れるわけよ。

ところが今年はそんなに日常に加えて、暑すぎて一気に疲労度もアップしています。暑くてエアコンをかけて寝れば、エアコンが切れる頃に必ず目が覚める。つけっぱなしにしていると風邪をひくので、途中で扇風機に切り替えたりするから、安眠できないよ。しかも、これが一番腹立たしいのだが、腕や首が焼けている。首の後ろなんて日焼けで、ひりひりしているのよ。まるで海に行ったみたいだ。休みを取ってどこかに行ったわけではないのに、どうして腕や首が焼けるんだ。

一応、会社員なので外出の時に、日傘をさすわけにはいかないでしょう。まあ、さしてもいいんだろうけれど荷物があるので、結局は炎天下でもガシガシと歩く。仕事をしているだけなのに、お盆に休んで海に行ってきた子とそんなに変わらない色になっている。どうも納得がいかないのだ。こんな夏なんておかしいよね。

 
 
8月30日(金)

今月は初めから、金城くん一筋なのだ。個人的には夏らしいイベントもまだないけれど、武くんの露出が多くてうれしいな。残念ながら前日の渋谷のイベントには、時間が取れなくて行かれなかったけれど、でもいろんなところに武くんが出ている。知り合いが昔、まだデビューしたての武くんのイベントに行ったんだって。銀座のデパートでやっていたと言うけれど、人もまばらだったそうです。チェッ、逃したぜ!って感じですが、これからずっとファンだから、いつかまたとんでもない幸せな目に遭えることに望みをかけることにする。

よく歌手やタレントの旬について考えることがあるんだけど、私にとって武くんは永遠なので武くんが幾つになっても、その時にどんな役やどんな仕事をしていてもきっと素敵なの。仔犬のような目も好きだけど、寂しげなところも、ゲームが好きなところも、カメラや照明に興味をもっていることも、向上心に満ちているところも、シャイなところも、みんな含めてなのよね。だから「リターナー」のプロモーションで武くんの露出度が増えるのはうれしいんだけど、でもプライベートが赤裸々になっていくのは困るの。武くんの魅力は、謎めいているところでもあるんだからさ。

とはいっても、写真集は買うし、小説も読む気でいるんだ。ほんとうに今年の夏は、ハッピーだな。だからかな、クライアントの若いO君から二回も電話をもらっていたけれど、この間のノリはなくて。今週は仕事で顔を会わせたんだけど、興味が失せてしまった。武くんと比べても仕方がないけれど、色褪せてしまっているのだよ。

 

(9月へ続く)