●2003.11月● びっくりすることばかり。
 
11月5日(水)

今週は、忙しい予感。多分、これはものすごく当たると思うし、予感ではないとも思う。だって同じ部の人が突如、異動になるので辺り一帯「どうするんだ?」ムード。それで送別会もいろいろあるわけ。部でもやるしチームでもやる、おまけにクライアントも「お食事会を……」なんて言い出しているので、その調整も大変のようです。この“よう”が、入社年次を感じるでしょう。この前まで花見だ、納涼だ、忘年会の季節にちなんだ飲み会や歓送迎会に、四苦八苦していたのがもう後輩任せだもんね。ときどき、さりげにリクエストまで入れたりしている余裕まで、あります。

でも、第一回目の三連休あり、アクシデントあり、そのうえ送迎会ありで大変です。第一に送られる本人の仕事が忙しく、飲んでいる場合なのかという状態です。本人からして仕事はあるわ、みんなが会を催してくれるわ、会社は異動しろという三重苦(?)を背負っている感じ。そんなことだから周りも労わっているかな、気分的には。うちの部を出た途端、倒れられたら困るもんね。部の評判のため、みんなの健康と幸せを考えて、いつになくチームワークのいい協力的な営業になっています。このままいつまでもこれが続くと思うようでは、まだまだ“うぶ”ですね。基本的に体育会系のノリですよ。おもしろいこともあるけど、とっても怖いことだってたくさんあるんだから。体力勝負。今週は、とくにこの一言に尽きるかな。

 
 
11月11日(火)

今日11月11日のようなぞろ目に気づくと、ドキッとしてしまう。3時33分なんかだと、心拍音が一気に高まる。う〜ん、いつだってゲームは楽しい。もう遅い眠い疲れたに加え、逃げたいという気持ちのときこそ楽しいのは、なぜ? それはあなたの心が弱いから、なんて魔法の鏡のようなこと考えるのは、なし。なぜ?と思いつつなぜだか繰り返してしまう自制心のなさが、また楽しいのよ。というのも、今回は大好きな選挙特番を見た後、ピンボールで快挙を果たしました。自己ベスト5,972,250点。やりましたよ。1球目でリプレイボールを2球も獲得したのに、後半の2球で得点をあまり上げられずにちょっぴり残念。集中力がもたなかったのよね。一球一球に集中していられれば、3Dピンボールだけでなくパチスロでも勝てる確率も飛躍的に上がるかもしれないのに、それができない悲しさ。

思えば幼稚園から、そうだった。目の前のことにすぐ飽きる。飽きておざなりになるから、色紙を切るのもうまく切れない。そのくせ頭では全然、別のこと考えていてにんまりしている。そんなことが覚えている限りでも、もう三十年も前からあったのよね。もう三十年なんだから、これからだってずっとこのまんまに違いない。集中力が短いんだ。自分の話しているテンポと頭の中が合わないで、どうしようかと思うことがよくある。あとでこれを説明しようと思っていたくせに、状況が変わり話がそれたりすると、説明しようと思っていたことを忘れてしまうこともある。これがのちのち、すごく大事だったりするから困るし悔しいわけ。全然思い至っていないことなら納得できるけれど、一瞬でも頭に浮かんだことをふいにしたときの無念さ。何度何度、体験したことでしょう。だからね、自分のこの集中力の短さを長くしていくそのために、鍛えているわけですよ。ゲームとかパチスロで。でもその成果は、なかなか出そうにないよ。いつもは100万点目指しているんだけど、これからはレベルアップして150万点を目指していこうかな。

 
 
11月21日(金)

テロ予告だけでもびっくりなのに、マイケル・ジャクソンの逮捕でさらにびっくり。先週は高橋尚子選手が東京国際女子マラソンで2位というのに、びっくりしたばかりなのに。どれもこれも考えてみれば、実はありえる話なのよね。それでもびっくりするのは、よく考えていなかったからなんだわ。この際だからまず、テロは起こるか起こらないか考えてみる。もちろん起こってほしくないけれど、起きる可能性があるならどうするべきか。東京で被害が起こらないように、企業はどう考えているのか対応策はあるのか、はっきりさせてくれればいいのに。休業にする企業はないのかな? できないよね、普通。企業よりも先に、政府とか公安部とか警察組織の方がずっと先か。

このテロ予告で、何があってもおかしくない世の中なんだと、改めて思ってしまった。この緊張感に比べれば、いつもの生活って穏やかだったのね。クライアントの意向も、後輩の結婚話も、なんだか命にかかわる話でないというだけで「そうか、わかった」という気になってしまう。我ながら単純だとは思うけど、仕方がないよね。明日がずっとあるものだと思って過ごしていたんだもん。最近また、地震の話もよく耳にするようになったけど、このままでは今日も明日もどうなるかわからないとスタンスを変えるときなのかしら。びっくりするのは、思いがけない小さな出来事だけで勘弁してほしいです。

 
 
11月27日(水)

まるで冗談のようなことが、起こってしまった。そしていま私は、とっても怒っているのだ。携帯が水難事故にあってしまったのだ。書類を入れているバックに携帯は入っていました。外出先で、喉が渇いたのでペットボトルの飲料水を駅で買いました。一口飲んだところで思い出したことがあり、今度はショルダーバッグから、手帳を取り出しました。そのとき邪魔だったので、いそいでペットボトルを書類を入れているバッグに入れました。ただ、それだけのことだったんです。なんとなく手帳を見ながら、ちゃんとキャップを閉めたかなと気になったんですが、またすぐに意識は手帳に戻ってしまった。そばらく電車を待っていたら、足元に水滴が。さほど気にも留めず移動したら、また足元に水滴が。まさかと思って覗くと、一口しか飲んでないペットボトルは空になっていました。悲劇。ミネラルウォーターじゃなかったのよね、これが。もう水浸しでした。どうやって会社に帰っていいのかも、わからなくなりました。携帯はといえば、思いっきり震えていてそれっきりスイッチも入らない状態です。放心状態のまま会社に戻り、バッグや書類を拭きまくりショップに行ったさ。メモリー保存ができるかどうかわからないし、修理ができたという連絡から1日経過するごとに、300円かかると言われた。連絡先を控えていない人ばっかりだよ。どうして300円ずつ料金がかかるんだよ。こんな笑える悲劇は、二度とごめんだ!

 

(12月へ続く)