●2004.8月● 猛暑に猛省。
 
8月5日(木)

温泉がまがい物だと知らされると、憤慨してみせる。いかにも温泉にちょくちょく出かけて行っているみたいに。実のところ、めったに温泉に行くチャンスもその気もないくせに、ブ〜たれてしまうの得意かも。白骨温泉には行ってないから大丈夫なんて言いながら、ではどこだと困るのかというと、そう聞かれることに一番困ったりする。そう、温泉なんかより、まがい者なのは私かもしれない。永いことずっと会社にいて、どこまでが起こりえることでどこからが万が一起こりえることか、深く考えなくても条件反射に近い形でわかっていたりする。そんな毎日の中で、ほぼ想定できる範囲の中で生きているのは、私だけなんだろうか。イメージできない世界というのは、もはや結婚か不倫しか残されていないのか? ここは思い切って、新しい自分と出会うために結婚もしくは不倫にチャレンジするべき時なのか? ついこの前、終わったと思っていたオリンピックが、またもうすぐ始まろうとしているんだと考えると、何かをしなくてはならないような気がしてきた。だってあの4年前に掲げた目標も守れそうにないんだもん。何かしたいけど、今更どうあがいても無理よね。わかっているって。

 
 
8月16日(月)

まさかの3連発でしたね。1つ目は、もうこの先雨が降ることなんてないのでは、と思っていた矢先の雨。もう少し快晴が続けば、きっと雨が降ればを差すということさえ、忘れてしまうところだったわ。そして渡辺オーナーの辞任。野球のことはよくわからないけど、この辞任が突発的だったことぐらいなら理解しているわ。最後は、まさかという意外性よりも、その快挙に驚いた柔道の金メダルね。谷選手も、それから野村選手も、よくぞやってくれましただよね。そうそう、本物のまさかがありました。聖火リレーの最終走者は、代役だったんですよね。代役が抜擢されることがオリンピックで起こるとは思ってもみなかったな。この2〜3日だけでも、こんなに「まさか」がいっぱい。これぞ、ライブ感だ。「まさか」があるから、いろんなことから目が離せないのよ。日々を楽しく充実させてくれる「まさか」に、たくさん出会いたいよ。それで、そのうちに自分でも「まさか」を引き起こしてみれたらいいな。

 
 
8月23日(月)

日本中がすごいことになっていたんだ。いつまでも続きそうな、げんなりする暑さに、ただブーたれていたんじゃなかったのね。甲子園球児たちも、杉田かおるも、それから福原愛ちゃんも伊調千春も、みんなみんなすごすぎる努力の人たちが数多くいたのね。私が、食中りで苦しんでいたときも、足を痛めて嘆き悲しんでいたときも、大好きなパチンコ屋で、飲み物を買いに行っている隙に隣のその筋の人に買った球と小銭を盗まれていたときも、打ち合わせしたばかりのことを書き付けた大切な用紙を行方不明にしていたときも、練習に打ち込んでいたんですよね。自分の目標をこれほどまでに高く掲げて日々、精進している人たちの若さにも驚いてしまった。40歳前という杉田さんだって、若くて美しかったもの。駒大苫小牧は優勝するし、杉田かおるは凛々しいし、愛ちゃんはいつの間にか大人のコメントまでするし、いきなり伊調千春のファンになってしまったのだ。そうか、暑いからといって南国体質していたらいけなかったんだ。よーく、わかりました。そう、わかるまではいくのよね、私も。でも、問題はその後なんです。努力も忍耐も、嫌いだもの。しかも、もともと怪しかった記憶力も衰退の一途に差しかかろうとしているかも。まずいですよ、これは。さて、これからどうするか? 流れに身を任せきってしまうのか、それとも? 楽していい結果が出ること、何かないかな。

 
 
8月27日(金)

こんなに放ったらかしで、ひどいじゃない。もう知らないから、と駄々をこねそうでしたよ。でも、私はそんなに心が狭い女じゃない。そう、武くんに関しては大抵のことは許せそうです。全てと言わないのは、もし万が一にも将来、武くんが結婚をしてしまうようなことがあれば、どうなってしまうかわからないから。とにかく映画の公開前ということで、雑誌にも登場しまくりでうれしい限りです。シャープになりすぎたようで、気になっていたんだけど元気そうなので一安心かな。秋にもまた新しい武に会えるので、すごく楽しみ。この際に、もっともっと日本をベースに活躍すればいいのにと願っている金城武ファンは、たくさんいると思うんだけどな。

 

(9月へ続く)